北海道札幌市の特注家具の製作・修理・リフォームを行なう有限会社 三島木工。ソファーの張替えや桐タンス等の伝統家具の再生などを手がける。木工一筋50年 家具職人の技
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 ☆ 50年以上前の椅子張り替え

2013/05/14 
家具の再生・修理

シンプルでとっても座り心地の良い椅子(座と背の絶妙な寸法)、最近では大変珍しい土手巻きをしました。(写真2)
昔ながらの牧草を詰めウレタンとコイルバネでクッションの調整を致しました。
久し振りに土手巻きをさせていただきました。
昔は殆どがこれで仕上げたもです。クッション材も今のようにウレタンの様な物もなく、自然素材で賄っていましたね。(めん綿・ヘヤーロック・牧草等)

座
これは箱バネと云って、バネとバネを細いコイルでつないであるタイプのものです。
バネが倒れにくく、そして折れにくくする為の方法です。コイルでつながっていないものは、バネ糸でつなぎをとります。

土手まき中
土手まき中
座の部分の角に、麻布に稲藁を巻きつけ、太さ、高さに凸凹がないように丸めながら付けていくことを土手まきと云います。これは椅子の型崩れを防ぐ事と形のラインをきちんと決める為です。昔は殆どがこの方法で仕上げたそうです。今では技術者がいなくなった事、資材が入手困難になってしまった事、使いやすい他の資材が開発された事によりましてこのような作りは殆ど見られなくなってしまいました。クッションはへたりにくく、大変丈夫で良い具合の硬さが長く楽しめます。






牧草
牧草
ウレタンの代わりに使われた牧草です。やはり自然素材のクッションはシックリと馴染みがよく、何とも心地よくステキでしたね。

下張り
下張り
下張りは、詰め物(この場合は牧草)を平均に凸凹がなく座り心地を好くする為と、張をする時の型出しをする為と、一層丈夫さを増す目的です。この椅子の場合ここまでで約90%仕上がって居ります。あとは、ホンチャンの張資材をこの上に施しまして仕上りになります。






 
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