北海道札幌市の特注家具の製作・修理・リフォームを行なう有限会社 三島木工。ソファーの張替えや桐タンス等の伝統家具の再生などを手がける。木工一筋50年 家具職人の技
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 ☆ テーブル&椅子 再生

2012/09/18 
家具の再生・修理

このセットの場合は結構傷みが進んでいてテーブルの接ぎが殆どきれ、塗装も剝がれ、浮き上り、色もかなり変色していました。汚れゴミなどを丁寧に取り、またこのように成らないように、接ぎ直しをしました。椅子のほうは、背の部材が外れそうなのが何本かありました。こちらも色あせや、がたつきがあり、全部ばらばらにして、組直しをしました。傷みや、しみが多いものは、その色や、しみが目立たなくなる程度の色に
着色をします。ですから、どうしても今迄より濃い目のいろに仕上ります。
       

 

今回の再生は結構やりがえがありました。
いつも思う事ですが、天板でも、あまり厚くはない、材料を使っていましたが、やはり無垢材なのである程度反りをなおしても何とか仕上げる事ができました。やっぱり無垢材ですね。
無垢材の家具は、大事に使ってくださいね
捨てないでください。

テーブル天板
テーブル天板
画像をご覧のように、接ぎ目がばらばらになってしまったのを、真直ぐにすり合わせをし、目違いや、反り、くるいが出ないよう、「さね」とゆう部材を入れて接ぎ直しをしました。
それから表面が水平になるよう、鉋をかけます。削り代は最小限にとめます。

テーブル脚 組み直し
テーブル脚 組み直し
天板と同様に、脚も接着剤がきれて、組み手もばらばらに成ってしまっていました。
もとの接着剤を綺麗に落とし、また組み直します。今度は『角木」とゆう部材を角につけて、ばらばらに成るのを止めます

ダイニングチェアー修理前
ダイニングチェアー修理前
上の画像を見ると解りますが、部品(木地棒)が殆ど抜けそうに成っています。
これも接着剤が切れている状態です。

椅子組み直し
椅子組み直し
ご覧の通り全部バラバラにします。この状態で塗装を全部剝がします。それから新たにしっかり組み直し、色を作って、着色をします。それから塗装にはいります。特に座る部分は、丁寧に何度も塗り重ねます。






 
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