北海道札幌市の特注家具の製作・修理・リフォームを行なう有限会社 三島木工。ソファーの張替えや桐タンス等の伝統家具の再生などを手がける。木工一筋50年 家具職人の技
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 ☆ 大正時代の箪笥再生

2011/12/07 
家具の再生・修理

いつものように、金物をはずし、引き出しの底板の修理、接ぎ直し、側板の割れ、隙間、つぶれ穴、傷等々同じ樹種で再生をします。一方では金物の錆び取り、磨き、打ち出し塗装をして、出番を待ちます。修理が終ると、いよいよ塗装です傷シミが目立たない程度の着色をして塗料を塗り重ねていきます。よく乾燥しにおいがなくなってから納品いたします。


表面はタモの玉目(小さな節がびっしりと並んでいる状態)でとても珍しい材料を使い、本体は緋桂で出来ている、飾り箪笥とでも呼びたくなるような金物も特徴的な箪笥でしたね。
余談ですが、本当に目立たない処に作者さんが製造年月日を記載されておりました。
昔の職人さんって奥ゆかしいですね。私共の場合は一つ一つの箪笥の底の部分にそれを入れさせて頂いて居ります。 

お預かりした箪笥。
お預かりした箪笥。
「恥ずかしいですけど・・・とおっしゃりながら奥のお部屋に案内いしてくださり、この箪笥を見せて頂きました。永く重宝して使われていたらしく、お引越しの度にきずや痛みも増えていったようです。

家具のお医者さん?
家具のお医者さん?
この画像は割れている部分を修複し接着剤を詰めているところです。
家具の具合の悪い所、苦しい所(引き出しがきつい、扉が閉まらない等々)を全て直してあげると、また元気に活躍してくれます。

生まれて95年
生まれて95年
前にも書きましたが、お預かりした家具の中に製作月日、製作者のお名前等が記載されているものがあります。こちらは箪笥の天井裏に大正2年4月28日とあり95年前の箪笥だとはっきり解ります。
今迄使用した年数より、さらに永く使えるよう再生を致しました。引き出しは深く収納力バツグンです。これからまだ2〜3回ぐらいは再生可能だそうです。通算すると何年使える事になるでしょう?

綺麗になりました。
綺麗になりました。
左は側板、右は箪笥の真上からみた天板の画像です。出来るだけ薄く、削りは最小限で新しい板の面をだします。新たに出てきた面はとても綺麗でまだまだ使える立派なものでした。昔の物ほど良い材料を使っている可能性が高いと思います。どうか昔の家具を大事にして下さい。取れたり、われたりした金物も絶対に捨てたりしないで下さいね。






 
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